振り返りましょう、ニイゼロイチヨン。

ことしも残り8時間をきりまして。

仕事のこと、私事のこと。
忘れたいことも忘れたくないことも。


一年を振り返るときにやっぱり思い起こされるのはライブなんだよね、ということで今年もやります


▼4/6 BUMP OF CHICKEN WILLPOLIS幕張
 急きょお誘いをいただいて5年ぶりのBUMP。
 初めてのライブが、さいたまスーパーアリーナで観たBUMPのホームシップ衛星でした。ライブ好きになった原点、といえるので、嬉しかったなあ。

 【Stage of the ground / 虹を待つ人 / firefly / サザンクロス / (please)forgive / 友達の唄 / Smile / 宇宙飛行士への手紙 / 睡眠時間 /グロリアスレボリューション / ray / トーチ / white note / 天体観測 / ガラスのブルース ・・・en. リトルブレイバー / ダイヤモンド / 真っ赤な空を見ただろうか】

▼4/16-17 クリープハイプ日本武道館2days
 改めてセトリをみて、すごいなと。平日だし、どっちに行くか迷っていたけど、無理やりにでも2日間行ってよかったなと。
 一日目、仕事終わりにダッシュで武道館へ向かったけど、公園内に入ったらSHE ISのあのかっこいい始まりが聴こえて、なんとか曲中に間に合ったんだった。
 音楽はもちろんだけど映像が良かったよ〜松居さん〜
 
 帰り道、気持ちが良すぎて、最寄駅で買ったレーベンブロイをプシュッと飲みながら川沿いを歩いたことは忘れられない
 
 『がんばれあたし、明日はいい日だ』
 
 ▽平日の武道館 バイト編 〜ねぇ、シフト代わってくれない?〜
 01. 左耳
 02. SHE IS FINE
 03. 蜂蜜と風呂場
 04. あの嫌いのうた
 05. マルコ
 06. チロルとポルノ
 07. ラブホテル
 08. グルグル
 09. グレーマンのせいにする
 10. 傷つける
 11. 風にふかれて
 12. ごめんなさい
 13. 火まつり
 14. バイト バイト バイト
 15.HE IS MINE
 16. 身も蓋もない水槽
 17. ウワノソラ
 18. 社会の窓
 19. 憂、燦々
 20. オレンジ
 en.1
21. イノチミジカシコイセヨオトメ
22. 手と手
en.2
23. 寝癖
24. ねがいり

 ▽連日の武道館 正社員編 〜有給休暇の使い道、これが私の生きる道
01. オレンジ
 02. おやすみ泣き声、さよなら歌姫
 03. NE-TAXI
 04. 言わなくても伝わると思ってたよ
 05. 新曲
 06. あ
 07. ウワノソラ
 08. HE IS MINE
 09. グレーマンのせいにする
 10. 傷つける
 11. 明日はどっちだ
 12. イノチミジカシコイセヨオトメ
 13. 手と手
 14. 愛の標識
 15. 週刊誌
 16. ラブホテル
 17. かえるの唄
 18. 憂、燦々
 19. さっきはごめんね、ありがとう
 20. 社会の窓
en.1
 21. さっきの話
 22. 女の子
en.2
 23. ねがいり
 24. 寝癖

▼8/9 ROCK IN JAPAN FES 2014
 前の記事に書いたので割愛!でも、今年ワンマンで見れなかったくるりチャットモンチーアジカンが見れてほんとうによかった!
 念願のフェス初参戦でした。


▼8/19 クリープハイプ 八枚目でやっと、九枚目でもっと 大宮ソニックシティ
 ロッキンとホールツアー初日の葛飾が重なり、お譲り先が見つかったのでロッキンを選んだ私。
 この大宮のチケットがとれてよかった、、最高の夏。

 01. 寝癖
 02. 愛は
 03. 愛の標識
 04. 憂、燦々
 05. イノチミジカシコイセヨオトメ
 06. 手と手
 07. ホテルのベッドに飛び込んだらもう一瞬で朝だ
 08. グレーマンのせいにする
 09. 新曲
 10. ベランダの外
 11. 新曲
 12. 週刊誌
 13. ウワノソラ
 14. 社会の窓
 15. エロ
 16. おやすみ泣き声、さよなら歌姫
 17. ラブホテル
 18. かえるの唄
 19. HE IS MINE
 20. バブル、弾ける
 21. 二十九、三十
 
 アンコールはなんだったかな、見つからない。なぎら、左耳、オレンジでしょうか?
 今回も映像がよかった、最後のアンコールへのつなぎ。


▼10/13 YUKI concert tour“Flyin’ High”14〜15 戸田
 おひさしぶりですYUKIちゃん。2012年のBOT武道館以来でしょうか。会えてよかった。来年も会えるという幸せよ。
 かわいさ、強さ、美しさ、
 わたしも強く生きたいなって、やはり思うのです。ポートレイトがとても好かった。

 01.誰でもロンリー
 02.JOY
 03.Jodi Wideman
 04.波乗り500マイル
 05.相思相愛
 06.プリズム
 07.君はスーパーラジカル
 08.It's like heaven
 09.ティンカーベル
 10.スリーエンジェルス
 11.長い夢
 12.わたしの願い事
 13.ポートレイト
 14.ワンダーライン
 15.ランデヴー
 16.STARMANN
 17.坂道のメロディ
 18.カ・リ・ス・マ in the dark
 19.fly
 20.真夜中の恋人
 21.鳴いてる怪獣
 22.はみだせ ラインダンスから

▼11/2 音楽と人LIVE 東京アコースティック三叉路
 生まれて初めての良席、1列目。どきどきして、くるしくて、すてきな夜。
堕落モーションFOLK2は、知らないな〜と思っていたら最近勧められて聴いたHINTOのお2人だったのですね!(会場へ向かう電車の中で知った笑)
 峯田さんは、あれは、弾き語りっていうのか。アコースティックというのか。それくらい衝撃的で、でも、ものすごく響くものがあった

 ▽尾崎世界観
 01.ヒッカキキズ
 02.猫の手
 03.傷つける
 04.二十九、三十
 05.キミがネコでボクがイヌ
 06.exダーリン
 
 ▽峯田和伸
 01.新訳 銀河鉄道の夜
02.夢で逢えたら
03.佳代
04.新曲
05.光
06.ボーイズオンザラン
07.ぽあだむ

 ▽ラスト4人で東京
 一番安部さん、二番尾崎さん、ラスト峯田さんが歌った。ギター用意されてたけど、尾崎さん全く触らずに終了。丸椅子に座ったらものすごい小さくてちょこんとしてて笑 自分が歌わない一番のときもにこにこしながらマイクないところで口ずさんでました。しあわせそうな表情が焼きついてる。


▼12/29 COUNT DOWN JAPAN 14/15

 千葉で25年過ごしてきて、初めてのCDJ。チケットが取れず、でも諦めきれず、ねばっていたら譲っていただけました・・・!
 入場列&クローク列でぎりぎりに入ったけど、13時から22時まではしゃぎっぱなしたのしみっぱなしの1日〜

 ▽ゲスの極み乙女。
  前日ツイッターで上げてたホテルに出た虫の話、もうぜったい泊まらねえという絵音さんお長いMCからラスト一曲でさーっと消えてった4人・・・幻みたいだった。笑 しかし、ロッキンでの盛り上がりと変わらずたのしかった〜踊った〜
  
  01.猟奇的なキスを私にして
  02.デジタルモグラ
  03.パラレルスペック
  04.アソビ
  05.キラーボール
  06.ドレスを脱げ
  07.餅ガール
  08.jajaumasan
 
 ▽ZAZEN BOYS
  リハからもうおもしろくってたまらなかったよ。なんですかあの白ぶちサングラスは。全身に響く音が快感。痺れた。
  ずぼっとはまった泥沼!!!幕張〜ときには女と〜
  
  01.SEKARASIKA
 02.Don't Beat
 03.泥沼
 04.はあとぶれいく
 05.Asobi
 
▽Gotch
  ゆるかった。おそろいのシャツがかわいくて、ゴッチのニット帽と小ささにみんなにこにこしていた。YeYeさんもすてきだー!
  歌詞間違えたり、入りそびれたり?でもなんか、そんなことはどうでもいいよねって、つつみこむあったかさがあって。来年はアジカンに会えますように◎

  01.Humanoid Girl
02.The Long Goodbye
03.Lost
04.Can't Be Forever Young
05.Aspirin
06.Baby, Don't Cry
07.Wonderland
08.A Girl in Love

 ▽tricot
 一番楽しみにしていたといっても過言ではない。tricotを知ったのはごく最近のことで、それも尾崎さんのSHABELの付録CDで一緒にうたっていたのがイッキュウさんだったからであって、尾崎さんとうたった「風邪をひく日」はせつなくてやさしい曲であって、、そこからtricotに入ったので、ライブはものすごい衝撃的でありました。なんて攻撃的なんだ、なんてかっこいいんだ、なんなんだこの人たちはって思いながら、ぐっと惹きこまれた。うわあ。もっと聴き込んで、来年はワンマンに行きたい。もっと、観たい。
  イッキュウさんが元年生まれの同い年と知って、さらに衝撃を受けた2014年の終わりでした。

  リハ:おやすみ
  01.爆裂パニエさん
02.POOL
03.おちゃんせんすぅす
04.新曲
05.99.974℃
06.Break

 ▽クリープハイプ
EARTHステージ、でかい。ひとつ前のAlexandrosから徐々に前に攻め込んで、カオナシさん側最前線に紛れ込む〜
  ようぺさんが、それはそれはかっこよくステージを走り回ってお客さんをあおっていたから、いやあ尾崎さんはどうするんだろう対照的だよなと考えていたのは私だけじゃないはず。でもそれを覆してくれました。「幕張ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
  ぼろぼろになった、知らなかった10曲もやっていたんだ、無我夢中だったからね。泣く余裕もなく、まあうるっときたのは本当だけど、それよりも何よりもたのしくてたのしくて仕方なかった。今年はずっと聴いてたな〜、年明けの本八幡がたのしみだな〜。
  
  リハ:イノチミジカシコイセヨオトメ
  01.社会の窓
02.ウワノソラ
03.オレンジ
04.エロ
05.憂、燦々
06.ラブホテル
07.かえるの唄
08.百八円の恋
09.社会の窓と同じ構成
10.HE IS MINE


 チケット譲ってくれた方にもお会いできて、お話できて、良かった♡
 サンフジンズちらっと見て、ホルモンのすごさを目の当たりにして、いよいよラスト

エレファントカシマシ
  01.俺の道
02.ドビッシャー男
03.悲しみの果て
04.デーデ
05.コール アンド レスポンス
06.Destiny
07.今宵の月のように
08.ズレてる方がいい
09.俺たちの明日
10.ガストロンジャー
11.ファイティングマン



 ああ、よかったなあ。言葉になりません。




 音楽って、いろいろ思い出すことができて、それはたのしいことだったり、ときにつらくなったり。
 それでも、聴かない という選択肢はなくって、

 たくさん笑いました。
 たくさん泣きました。

 音楽のせいだ。

 

 ありがとう、来年も、どうぞよろしく。

ROCK IN JAPAN FES 2014.8.09

8月9日

天気予報は曇りのち雨。最高気温28度。

どうにか天気がもつことを祈りつつ、バスで東京駅からひたちなかへ。


9日のタイムテーブル。



彼の高校時代の同級生とそのお友だちと合流させてもらい、さっそく乾杯🍻
みんな同業!



朝はお目当てがいないので、ふらふらと。

▽テスラは泣かない。

ちらっと見てオフィシャルグッズに並んでみる。

キュウソネコカミ
さすがの人気でPARK STAGEにものすごいひとが!

Base Ball Bear
生メロンクリームソーダを飲みながら芝生に座って聴く贅沢。

GRASS STAGEの広さよ!
そして、晴れた!!!

くるり
この距離で。

(Remember me)
Morning Paper
ブレーメン
WORLD'S END SUPERNOVA
三日月
Loveless
Liberty & Gravity
ハヴェルカ
everybody feels the same
東京

変な方の新曲、やっぱりすごくいい!!MVも面白いし、一度聞いたら忘れられない曲。
ファンファンが終始にこにこしてて楽しそうだったし、東京が聴けて良かった。三日月が、やさしかった。好きな曲のひとつです。
最後にステージから撮った写真に、うつりこんでたわたしたち◎

とってもおなかがすいたので森のキッチンでごはん。
学芸のみなさんおすすめのアルトトカレー!おいしかった!こんど下北に食べに行きます〜

腹ごしらえをして、ちらっとグッドモーニングアメリカみて、SOUND OF FOREST。
早くも音が!聴こえる!ZAZEN BOYS!
リハだけしか聞けなかったんだけどかっこよかった、honnoji
ずっとずっとずっとずーーーっと、ずっとずっとずっと
待ってる


泣く泣くZAZENをあきらめ、GRASSに。


本当は8月9日、クリープハイプのホールツアーのチケットをとっていて。
そしたらロッキンの出演者発表にチャットモンチーの名前。
すごく迷ったけど、ずっと待って(honnojiじゃないけど)た復活なので、ロッキンに行くことを決めたのでした。

きゃりーが終わってすぐ向かったけど、すでにステージ前はものすごいひと。
みんなこの日を待ってたんだなあ、

チャットモンチー
 
変身remix
ハテナ
シャングリラ
風吹けば恋
いたちごっこ
こころとあたま
コンビニエンスハネムーン
世界が終わる夜に
親知らず
恋愛スピリッツ

リハや音出しはすべてスタッフさんがやってて、本人は出てこず。
キーボードやらなにやらたくさん楽器があったからうーんと思ったら、やはりサポートメンバーがいました◎

ステージに出てくるえっちゃん。それだけでぐっときてしまった。
あたりをみわたして、わあーって、恥ずかしそうに、うれしそうにしていました。
つづいて出てきたあっこちゃんも、とてもたのしそうでうれしそうで。
まわりのファンのひとたちのよろこびももの凄く伝わってきた。

2人が、4人が鳴らす音は、たしかに今まで違うんだけれど、変わらぬかっこよさと、響くものがあって、終始しあわせでした。

新曲、いいな。キーボード、いいな。

風吹けば恋とシャングリラのモッシュは、男の人にかこまれてぐちゃぐちゃだったけど
なつかしくてたのしかった、おかえり〜ってみんなが前にずんずん進んでた笑
これからのチャットモンチーがたのしみです。


チャットモンチーの途中から、結構な雨が降り始め。降ったり止んだり。


ゲスの極み乙女。

新曲
ぶらっくパレード
パラレルスペック
餅ガール
ドレスを脱げ
市民野郎
猟奇的なキスを私にして
アソビ
キラーボール


今回はまってしまったのがゲスの極み乙女。です。
知ってる曲少ししかなかったのに、とんでもなくたのしかった
帰ってきて次の日は1日聞いてたわ。
やっぱりキーボード入ってる曲がさいきん好き。




テントにもどって、撤収作業!
のはずが。

テントがたためず、時間がすぎる。
同じテントのひとをさがすも、小さくならず。

アジカンはじまっちゃうーーーってことで、袋に入りきらないサイズのままGRASSに向かう。
だれか見兼ねて助けてくれないかなとありえないことを言ってると、同じテントのおねえさんを発見。

するするっと、、
できた、、

今日いちばんかもしれないくらいの盛り上がりをみせるわたしたち。

そんなこんなで万全の体制でアジカンに臨む!




ASIAN KUNG-FU GENERATION

ソラニン
サイレン
No9
フラッシュバック
リライト
スタンダード
センスレス
君という花
今を生きて

透明少女
転がる岩、君に朝が降る



うしろのほうで、広々スペースがあったのと、薄暗い中に心地好い空気だったのと、何よりも最高の音楽だったのとで、ずーっと踊って、身体を揺らして、ただただ夢中でその時間をあじわっていました。

すぐ前にきれっきれに身体を動かす女性がいて、みんなでいっしょに踊った。わたしたちのうしろのひとたちも踊り始め、20人くらいでおどってた。笑

アジカンの音楽はもちろんなんだけど、周りどこを見てもにこにこゆらゆらたのしむ人たちがいて、アジカンを好きなひとがたくさんいて、その空間がたまらなくしあわせで。


N.G.Sをライブで聴きたい私としては、透明少女は嬉しくもあり惜しい!とも思い。笑


ラストの転がる岩、それまでちょっぴりふざけ気味にハイテンションでおどってたみんなが、一人ひとり、噛みしめるように聴き入っていたのがすごく印象的だった。




ものすごい風だったけど、花火はしっかり上がって、わたしのはじめてのロッキンは幕を閉じました。

みたいアーティストばっかりで、、andropもでんぱ組もback numberもcapsuleもN'夙川も真心もtofubeatsも見たかったけど!!、

最高の1日でした*・゜゚・*:.。..。.:*:.。. .。.:*・゜゚・*




こんどは通しで行って、ゆっくり過ごすってのをやってみたいな。

なにもこわいことはない

一組の夫婦。

大きくはない、ベッドで一緒に眠り
先に目覚めた夫がコーヒーを淹れ、朝ごはんの用意をしてくれる。
妻が仕事に持っていくタンブラーにも、コーヒーを注ぐ。

同じ食卓に顔を合わせながらも、言葉数は少なく、でも、冷たいわけではない。



螺旋階段
間接照明と本棚が素敵なリビング
広いベランダ
こじんまりとした、でも温かい寝室



妻がつくったご飯を、
「おいしそう」
「おいしい」
といって幸せそうに食べる夫


「ごめんね」
「いいよ」
「ありがとう」
あたりまえの、でもものすごくやさしい言葉が交わされる日常



2人の左手の薬指にはきらきらと輝く指輪。





お互いを愛おしく思う姿









ひとつひとつが、日常で、でも、とても美しくて

理想的な結婚生活だと思った



しかし、その裏側にあるもの








妻であること
ひとりの女性であること
誰かの母 という存在になること



夫婦になるということ
一緒に生きていくということ
ひとりであり、ひとりでなくなるということ




どうして彼女は、言わなかったのだろう
言えなかったのだろうか、だとしたら、なぜ



彼が言いたかったことは、何なのだろう
相談してほしかった?
それは2人の問題だから?
そこまでして拒んでいたわけではなかった?










夫婦になるということ
他人と一緒になるということ

相手のことを尊重しなければ
よくよく話しあって、守るべきことを確認しなければ
すれ違う事もあるものだと、認めなければ



甘くて優しいものではないのだと思う
独りでいる方が、たのしくて、気楽かもしれない
それでも、わたしは、いい


不安定さを
超えるあたたかさがあるのだと思うから






_____________________________________________


いちばん近くにいる他人

皆川ちか(映画ライター)

 「なにもしないから」と言って女を部屋に誘う男がなにもしないはずがないように、「なんでもない」とふくれっ面でつぶやく女が本当になんでもないはずがないように、「なにもこわいことはない」と言われて、ああそうか、なんにも怖がることはなかったんだ……と、私たちは安心できるはずがない。ほんとうにそうであるのなら、そうした言葉を口にするはずないのだから

 物語は、ふたり暮らしの恵理と史也のある夏の日の朝からはじまる。携帯電話のアラームが鳴り、先に起きた史也は熟睡している恵理に布団をかけ直し、下着を穿いて階下へ降りる。数分後に再び鳴る携帯。もぞもぞと起きる恵理は、史也と同じく全裸だ。サイドチェストの上にある避妊具の空き袋をゴミ箱に放り投げ、階段を降りてゆく。台所では史也がコーヒーを淹れている。コーヒーと野菜ジュースとトーストとマヨネーズ、レタス、ハム、チーズの朝食。史也は食べたらもう一眠り。先に出勤する恵理のため、水筒にもコーヒーを注いでくれる。この冒頭部分ですでにして、彼らの暮らしぶりと夫婦関係が伝わってくる。

 阿吽の呼吸で朝食の支度をするあたり(この場面に限らず本作は基本的に1シーン1カットで撮っている)、新婚ではないだろう。それぞれに仕事をもち、働く時間帯はズレている。それでも朝食は一緒に摂るよう心がけている。昨夜は事後、そのまま寝入ってしまうほど情熱的に愛しあったのだろうか。そして子どもは当分もたないようだ。

 映画における性交場面で避妊描写のあるものは、実のところほとんどない。多くの映画では、それらしき雰囲気になったらいつの間にか挿入していて、いつの間にか果てている(主に男性が)。AVですら(だからこそ?)、男優がコンドームを装着するところは映さないという暗黙の了解がある。

 考えてみたら不思議なもので、実際に私たちが性交をするとき、望むのであれ望まないであれ、常にそれは意識している。にも拘らず映画の中の性交では、まるで頓着されていない。だからだろうか。この、避妊具の空き袋が映った瞬間(それも寄りの画ではなく、ごくさりげなく)、むき出されたエロスに私たちは戸惑う。映画のエロス、虚構のエロスではない。私たちと同じ実生活上のエロスに。

 恵理と史也は、ふたりきりで、ふたりだけで生活していこうと決めている(ようだ)。

 なぜ(ようだ)とカッコ書きしたのかというと、劇中で恵理が彼女の母に、その旨を告げるくだりがある。「子どもは? まだ?」と母に訊かれた恵理は答える。
「決めたの。生まれてくるだれかのお父さんやお母さんじゃなくて、夫と妻でいよう、って」

 ここで彼らの避妊の理由が明かされる。計画的に子どもをもつ夫婦がいるように、計画的に彼らは子どもをもたないと決めた。それは意志であり、ひいては生き方でもある。けれどここで、私たちはまたも戸惑う。避妊の理由も、子どもをもたない生き方も、恵理の言葉でしか語られないからだ。夫婦の物語ではあるけれど、描かれるのはほとんど恵理の側であり、史也がなんの仕事をしているのか、どんな友人がいるのか、実家との関係は円満か。そういった史也側の描写や記述は出てこない。明らかに意図的に、効果的に。史也自身がそれほど喋る性格ではないので、彼の考えていることや気もちは、恵理同様に私たちも常に神経をくばる必要がある。

 傍から見るぶんには、この夫婦関係は理想に近いかもしれない。互いに忙しくとも朝食(ないし夕食)はともに食べて、家事は分担し、親密に頻繁に身体を重ねる。恵理は職場の人間関係や、実家で飼っている犬の去勢手術を史也に語り、自分の感情を、気もちを、分かちあってもらう。

 しかし肝心なことは話さない。

 避妊に失敗し、史也に内緒で処理した恵理は、それを隠しとおそうとする。また、隠しとおせると思っている。妊娠したことも、中絶したことも。しかし作り手は史也に気づかせる。そして恵理にも気づかせる。そんな肝心なことを、生活をともにしている相手に隠しとおせるはずがない。日常とはそんなに恣意的なものではない、と。

 それは史也にとっても同じことで、おそらく作中でいちど描かれる性交場面、あのとき彼は避妊を怠ったのかもしれない。いや、「怠った」のではなくて「忘れてしまった」。恣意的な性交に、妻への欲情に押し流された。恵理とは微妙に意識が異なり、もしも子どもができたとしてもかまわないという思いもあったのではないだろうか。

 いずれにせよ、彼らは日常生活の恐ろしさに、改めて気づくこととなる。

 なにもこわいことはない。すなわちそれは、なにもかもがこわいということ。こわいからこそ油断をするな、慣れあうな。いちばん身近にいる人こそが、いちばんの他人なのだと意識しろ。

 恵理の働く映画館で上映されていた、斎藤久志監督がスタッフとして参加した映画「三月のライオン」に出てきた問い――どうすれば、愛しあったまま年を取れるのか?――に対する答えは、これしかないと思う。

ことしの音

今年も、たくさんの音に埋もれた。


▼2.19 ASIAN KUNG-FU GENERATION "BEST HIT AKG" @幕張メッセ

初めてのアジカンライブ。
メッセという広い会場で、座席指定なしのアリーナ。もちろん前に行きます。もみくちゃがたのしいの。
たくさんの小さなテレビ?モニター?が置かれて、そこに映像が映される演出と、ステージ上にいくつもぶらさがるメジャーらしきもの。
本編ラストの海岸通りで朱に染まった会場が忘れられない。

01.OP
02.迷子犬と雨のビート
03.Re:Re
04.アンダースタンド
05.君の街まで
06.夜のコール
07.アフターダーク
08.或る街の群青
09.ブラックアウト
10.真冬のダンス
11.ムスタング
12.ソラニン
13.マーチングバンド
14.惑星
15.融雪
16.藤沢ルーザー
17.リライト
18.ループ&ループ
19.君という花
20.さよならロストジェネレイション
21.海岸通り
————————————————-
22.マーチングバンド
23.転がる岩、君に朝が降る
24.ワールド ワールド ワールド
25.新しい世界
————————————————-
26.フラッシュバック
27.未来の破片




▼5.6 YUKI LIVE “SOUNDS OF TEN” 2012.05.06 at TOKYO DOME

去年10月に幕張MEGAPHONICに参戦して、そのあとたしか12月にこのライブが発表されたんだよね。
今年はソロ10周年のanniversary yearそしてこれが10周年の本祭り!なんとしてでもチケットを取りたかったライブ。
2階席かなり後方だったけどステージ真正面でドームの広さや演出がとっても良く見えた。
オープニングからもうかっこよくてどうしようもなくて今思い出しても泣ける...
DVDが発売されたので、部屋を暗くして大音量でたのしんでいるこの頃です。

リボンYUKIがとっても好き。
愛に生きてで泣きました。
衣装替えなんかの間に流れるスクリーン映像がまたよくって、YUKIがラインダンスなんかをしちゃうgirls of tenに夢中に♡

JUDY AND MARYの映像が流れたとき、わ―――って歓声があがった。
「元JUDY AND MARYYUKI」といわれることが多いけど、普段のソロとしてのYUKIをJAMとまったく別のアーティストとして見ている自分もいる。
わたしがYUKIを好きになったきっかけはJAMだし、どちらも大好きなのだけど、不思議。


ワンダーラインの5万人グラーインがものすごかったのよ。
大人になってで、号泣。
「大人になってしまった」と言った。
変わらないものはたくさんあるけれど、まぎれもなく変わってしまったものもあるんだ


今年1年は、いままで以上にYUKIちゃんに惹きこまれた。これからも、ついていきたいな



01.the end of shite
02.惑星に乗れ
03.泣きそうだ
04.ふがいないや
05.ハミングバード
06.愛に生きて
07.ファンキー・フルーツ
08.WAGON
09.Rainbow st.
10.舞い上がれ
11.ヘイ!ユー!
12.ビスケット
13.66db
14.うれしくって抱きあうよ
15.Home Sweet Home
16.COSMIC BOX
17.恋愛模様
18.(Seasons of Love)
ティンカーベル
19.歓びの種
20.長い夢
21.鳴いてる怪獣
22.ランデヴー
23.揺れるスカート
24.ワンダーライン
25.JOY
————————————————-
26.プレイボール
27.世界はただ、輝いて
28.大人になって
29.プリズム


▼9.11-12 YUKI TOUR“BEATS OF TEN”the final @日本武道館

初めてひとりでライブに参戦した2日間。
ドーム行くしお仕事あるし試験前だしツアーは見送るか...と思ってチケットとらずにいたわたし。
やっぱり行きたくなって国際フォーラムに望みをかけたものの「ご用意することができませんでした」の文字...
そんなときに発表された追加公演だったので平日だったけど迷わずひとりで行っちゃいました

たのしみすぎてつくったタトゥータイツはうれしくって抱き合うよツアーから三つ編みモチーフ♡




コミュニケーション、誘惑してくれがすごく響いたなあ
66dbからひみつへのつなぎが...息をのむ

ハミングバードで流れた映像の最後、YUKIの影が小さく遠くなっていくところがとてもせつなくて、きゅーっとなるの
最後にきらきらが降る中でうたったプリズムはまるで夢の中にいるようで
でも、たしかにそこにYUKIはいたし、声もさけびもきいた。
笑って生きていくんだ、。


01.the end of shite
02.プレゼント
03.あおぞら
04.世界はただ、輝いて
05.ふがいないや
06.Wild Ladies
07.ハミングバード
08.スタンドアップ!シスター(11日)
  コミュニケーション(12日)
09.誘惑してくれ
10.Hello!
11.COSMIC BOX
12.メランコリニスタ
13.星屑サンセット
14.君を束縛したいのです
15.66db
16.ひみつ
17.歓びの種
18.わたしの願い事
19.WAGON
20.ランデヴー
21.鳴いてる怪獣
22.ワンダーライン
23.JOY
————————
24.ブレーキはノー
25.愛に生きて
26.プリズム


▼11.9 チャットモンチーTOUR 2012 @新宿LOFT

去年の求愛ツアー@ZeppTokyoで2人体制になったチャットモンチーを見てから1年
アルバム変身が発売されて、待ちに待ったワンマン!

500人キャパのちいさなハコで観れるとは思ってもみなかった。
距離にして2mくらいのところにえっちゃんアッコちゃん。
音も歌も声も想いも熱気もすべてが全身に伝わってくる
2人とは到底思えないような音を出してるよ
とにかくかっこよくて、でもゆるくって、たのしかった。
クミコンが抜けるとき、どうなるのだろうと思っていたけど、心配なんていらなかったね
音を鳴らしつづけてくれて、ほんとうにうれしい

01. 変身
02. ハテナ
03. テルマエ・ロマン
04. 少女E
05. Yes or No or Love
06. コンビニエンスハネムーン
07. 染まるよ
08. 初日の出
09. ふたり、人生、自由ヶ丘
10. 恋愛スピリッツ
11. 余談
12. 東京ハチミツオーケストラ
13. 満月に吠えろ
14. きらきらひかれ
15. 歩くオブジェ
————————
16. ここだけの話
17. ウタタネ


▼12.14 ASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2012 "ランドマーク" @東京国際フォーラム

アジカンに始まりアジカンに終わる、今年のライブ。
13日の公演はUstなんかで生中継。パソコンの前でライブを堪能〜
ライブハウスで飛んだり跳ねたりはしゃぐのが大好きなのでホールツアーか...と思っていたけど、ホールの良さに圧倒されてしまいました...
Ustでみた映像ではよくわからなかったけど演出がものすごく良い。その辺のイルミネーションよりもずっっっときれいだし、音と連動した照明が抜群にかっこよかった。
らっせーらっせーもばっちり。笑

ライブならではの曲のアレンジがね、いいよね。
ブルートレインのイントロ、長くなっててこれがかっこいいんだ、照明が相まってたまらなかった


選挙を控えて、ゴッチが、MCでたくさん話していました
あれを聞いて投票に行った人もたくさんいただろうと思う

震災後の、アーティストとしての活動のこともつぶやくように、語るように、話してた

震災で中止になってしまった去年の国際フォーラム公演も、Ustなどで中継するはずだったようで
いまになって知ったのだけど、今回の公演をこうやって大々的に配信をしたことには大きな意味があるんだろうな



ALL I WANT 愛を




01.Loser
02.All right part2
03.N2
04.1.2.3.4.5.6. Baby
05.AとZ
06.新世紀のラブソング
07.大洋航路
08.ブルートレイン
09.Re:Re:
10.君という花
11.それでは、また明日
12.アフターダーク
13.ラストダンスは悲しみを乗せて
14.1980
15.マシンガンと形容詞
16.センスレス
17.レールロード
18.ノーネーム
19.踵で愛を打ち鳴らせ
20.バイシクルレース
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21.マーチングバンド
22.リライト
23.ループ & ループ
24.アネモネの咲く春に
————————
25.東京LIFE
26.夜を越えて
27.今を生きて







2013年も、たくさん音楽に触れていたい。

海外に行きたい欲求のかたまり

宇宙へ行く?

(土星、つくったの。)



ドイツはミュンヘンオクトーバーフェストの思い出

(いちおうアイシングされた飾り用クッキーね。先日とうとう捨てました)



フィンランド、デザインミュージアムで買ってきたポストカードs


marimekkoの靴下たちかわいい




TOKYO






時間さえあれば飛んでゆきたい




ドイツのクリスマスマーケット
マチュピチュとウユニ塩湖
エアーズロック
サグラダファミリア
モンサンミッシェル
ヴェルサイユ宮殿
台湾で小籠包など点心づくし
恋人とどこかのリゾート
ホノカア
オーロラハント




時間はつくるもの、か。

I'm home:)

卒業旅行もいよいよおしまい。


最後に空港でポンドを使いきるべく、FORTNUM&MASONの紅茶と洋書を。

それでもあまったコインを握りしめてスタバへ。
おつりが最小限になるドリンクを探したところ、ホットココアの大きめサイズになりました:D笑



ふたたびヘルシンキを経由して、日本。

機内食がほうれんそうのクリームリゾットに、サーモンサラダに、クリームチーズとパン!
これは飲まずにはいられないってことで白ワインをいただいて、しあわせな空の旅〜♡





オーロラ観ずには人生終われないっ

ぜったいに、また、オーロラハントします*。・

It's London! 〜6日目〜

外は雨模様。
ロンドン観光に、出発!

まずは、バッキンガム宮殿へ

サクラかな?寒い中、きれいに咲いていました

水辺には、鳥、鳥、鳥。フラミンゴやら、何やら、動物園状態:O笑











宮殿をあとに、次なる目的地へてくてく
正面に見えてきたのは!


近づく前に、Westminster Abbey*。





周りをぐるっとまわって…




じゃじゃじゃん!圧巻。





そして、London Bridge


ロンドンの地下鉄。

ちょっと薄暗くて、歴史を感じる
ドアが開くときアナウンスでね、必ず"Please mind the gap between the train and the platform."ていうの。
これがものすごく耳に残っている、

Liverpool Street St マーケットに出掛けてみます。

ランチは、ロンドンで人気というLEONってファストフード。

トッピングが数種類×パスタorごはん で選べます。お米が恋しくて、ごはんにしちゃったー

コールスローサラダと、さわやかな味付けのチキン&ライス!テイクアウトして外で食べるのもいいな

カフェみたいな内装でかわいかったんだけど、それより何よりお隣に座っていた女の子がどストライクすぎて♡
白い肌、ブロンドヘアー、黒いお洋服に、深紅のルージュ。
おしゃれ、おしゃれ、おしゃれ...
ずっとどきどきしてた.oO

マーケットを二箇所はしご
オリジナルのアクセサリーや、お洋服や、アンティークなものたちが並ぶ。
屋台のように小さなお店が集まっているのです





ここのマーケットがとても好みでした!おみやげにTシャツを購入*
屋台で多国籍料理も食べられたり、お店の方とお話しできたり... 他のマーケットもじっくり歩きまわりたい:x

最後に向かったのは、King's Cross St



ほんとうは、4番線と5番線の間で撮影されたとか?
でも駅舎の雰囲気はまさにハリーポッターの世界でした*。


最後に、MARKS&SPENCERで紅茶などなどお土産を手に入れた:)